成長人生、「投資場!!」

このブログは「秋葉」と「江南」の2人で、IT・ICT系の情報や、社会人ノウハウを発信します。基本的に週一更新で記事は交互に作成しています。

【無料・登録なし】で「キーワード検索数」を調べよう!

 

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皆さんこんにちは、江南です。

今回は、会員登録無しで、ある単語の検索数を調べる方法(webサイト)の紹介です。

 

Google Adwordsのキーワードプランナーが、アカウント登録しないと使えないということで、キーワードの検索数を調べることを諦めた方、必見です。

 

 

 

1.aramakijake.jp の「キーワード検索数 チェックツール」を使おう

 

aramakijake.jp

 

こちらのwebサイトにて、そのキーワードがどれくらい検索されているかをチェックすることができます。

 

もちろん、Google Adwordsのキーワードプランナーの方が、使い勝手が良いのですが、こちらのサイトは登録無し、手軽にキーワードの検索数を調べることができるのが最大の売りです。

 

◯使い方

 

使い方は至ってシンプル。

キーワードと書かれた枠の中に、検索したいキーワードを入力するだけ。

一つの単語だけではなく

「りんご 青森県

などの検索方法も可能です。

 

 

2.キーワード検索数を知るとこんなことに使える!

 

さて、とにかく検索数が知りたかったそこのアナタには上記のサイトへ旅立ってください。

もし、すこし時間のある方は、検索数を知ることで一体どんなことができるのか、どんなメリットがあるのか、見ていってください。

 

2-1.自社や自サイトなどの自分のコンテンツの認知度が分かる

検索数が多いということは、それだけ認知されているということ。

またチェック結果の「関連語」を見ることで、検索したキーワードとどんな言葉がセットで検索されているかも見ることができます。

 

2-2.ブログなどの表題の参考になる

SEO対策の重要項目として、表題(タイトル)の適切な設定が挙げられます。

同じ記事でも、検索されているキーワードを含む表題にするかしないかでは、閲覧数が変わってきます。

表題に入れ込むキーワードを一度調べることで、適切に設定することができます。

(とにかく検索数の多いキーワードを入れることが良いとは限りません。検索数の多いキーワードはそれだけ、競合相手も多いでしょう。上記サイトで言えば「1000」くらいがちょうど良いと思います。)

 

2-3.PR活動等の効果測定に使える

継続的に検索数を記録しておくことで、もしPR活動等をした際の効果測定にも使えます。

PR活動や広報、宣伝といった動作は、なかなか効果測定が難しいところではあります。そこで、定期的に検索数を記録しておきましょう。「とにかくまずはググる」ということが一般化しつつある現在では、効果測定の一つの指標になるのではないでしょうか。

 

3.終わりに

いかがでしたでしょうか。

手軽に使えるサイトなのでぜひ使ってみてくださいね。

 

 

SEO対策のための Webライティング実践講座

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【α7R III】SONYの一眼レフを購入&使ってみた【コミックマーケット(C95) 編】

 

皆さん,こんにちは.

秋葉です.

 

秋葉,ついにSONY α7RIIIを買う

 

12月,ついにα7RIII買いました!

α7IIIと悩んだけど,やっぱり高解像度機欲しくて,買っちゃいました!

今回のブログでは,以下の機材で,撮影に望みました.

 

続きを読む

会社員2名が「0→1(ゼロからイチ)」をやってみた ~第1話「結成」~

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皆さんこんにちは。

成長人生、「投資場!!」の江南秋葉です。

 

このブログを初めて早1年が過ぎ、初期の頃に比べれば、とてもたくさんの方に見ていただけるようになりました。

 

ブログ名の下の説明文にもありますが、このブログは「秋葉」と「江南」というハンドルネームを使い、会社員2名で運営しています。

 

現状当ブログの記事は、この2人が個々人で得たICT系の情報や社会人ノウハウの「アウトプットの場」となっています。

 

この「アウトプットの場」はブログ設立時の目的でありました。自分たちの得た知識やスキルを記事として情報化することにより、得た知識やスキルへのより深い理解や説得力を身につけるというものです。

しかし、「秋葉」と「江南」はブログを書くために集まったチームではないのです。

本記事の題名にもある通り、本当の目的は「0→1(ゼロからイチ)」をおこなうために集まっているのです。

 

「0→1(ゼロからイチ)」とは

 

「0→1(ゼロからイチ)」ってなに、何と比較して「0→1(ゼロからイチ)」なの、とお思いの方もいるでしょう。

ことの発端からお話させてください。

「秋葉」と「江南」はサラリーマンとしてそれぞれ別の会社で働いています。そこでは、すでにある一定の枠組みがあり、どれだけ自由裁量をもらったとしてもその枠組の中で仕事をし、お金を稼ぐことになります。

極端な言い方をしてしまえば、会社の看板の力で、仕事をしているという面があるということになります。



私たち、「秋葉」と「江南」の両名は、会社の看板の力ではなく、0の状態からお金を稼ぐことができるかというところに挑戦してみなくなったのです。

※会社の看板の力を否定しているわけではありません。否定というよりも、逆にあまりにも大きすぎて「私の代わりは(いくらでも)いるもの」状態であるということです。後述しますが、「0→1(ゼロからイチ)」に挑戦することで、会社の看板に左右されないような能力を身に付けていきたいということも私たちの活動の目標になっています。



そこで私たちは「0→1(ゼロからイチ)」の定義を以下のように設定しました。

  • 結果(モノでも・金額でも)を伴うものであること
  • 自分たちが成長できるものであること
  • 人の役に立つものであること

 

以下、詳しく説明していきます。

 

1.結果を伴う

 

「0→1」を行うにあたり、モノでも金額でも良いから結果を伴うことが必須であると考えました。

そもそも、0:なにもないところから、1:なにかある状態にする、ということをしたいわけですから、なにか形にできていなければおかしいということです。

しかし、気をつけないとプロセスだけに満足してしまいそうになるので、明文化しておくことにしました。

 

2.成長できる

 

どんなに結果を伴うものであっても、それが自分たちの成長につながらないものであれば、ここでは行わないということです。

例えば、お金を稼ぎたいだけであれば、プライベートの時間にアルバイトをすればいいということにもなります。しかしそこに成長できる要素が見いだせない(完全主観ですが)のであれば、しないということです。

 

3.人の役に立つ

 

これは、上記2つを設定したあとで、追加したものになります。「結果を伴う」にも繋がるのですが、人の役に立てれば、そこに「価値」が生まれることになります。価値のあるものには金額(結果)が付きます。

故に「人の役に立つもの」を意識的に狙って行くことにしました。



次回予告

 

以上3つの定義をもって「0→1(ゼロからイチ)」を行う活動に「秋葉」と「江南」は、踏み出したのでした。

次回は、この3つの定義をもとに、「秋葉」と「江南」がなにをしようと考えたのか、そのいきさつを書きます。つづく

 

kounan-akiha.hatenablog.jp

 

マイニング結果 2018年版

秋葉です.

 

 

 

今回は,時間がないので,メモ程度に...

 

 

2018年 NiceHash のマイニングで掘れた金額は...

 

     約1万円!

 

あれ?なんだか少ない?

 

あまり採掘できていない原因

ビットコイン相場の低下による採掘効率の減少

・NiceHashのコマンドエラー

   →このせいで,24時間運用が困難に...

 

対策

・PCの再起動(現時点では...)

 

 

 

 

そのうち,コマンドエラーについてアップします...

 

 

 

【コワーキングスペース】Basis Pointのほとんど全店舗利用してのレビュー

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(※2019年6月15日:上野店について追記) 

 

 

皆さんこんにちは、江南です。

 

2018年7月にこのブログで書かせてもらった、「【コワーキングスペース】BASIS POINTを使ってみた 」の続編ということになります。

 

私がこの記事を書くにあたり、前回の記事からプラスされている情報はこちらになります。

  • Basis Pointを全店舗利用した
  • 料金プランの改定があった
  • 会員制のアプリをリリースした

です。

 

ということで、この記事では、Basis Pointの全店舗の雰囲気をレビューいたします。

その後、前回の記事から変わった料金プランについてご紹介します。

(はじめに言っておきますが、料金は全体的には上がりました)

 

それでは早速、全店舗レビューいきましょう!

 

 

Basis Point ほとんど全店舗レビュー

 

いや、題名にもあるけど、「ほとんど」ってなんやねん!

これは、コワーキングスペースとして利用できるBasis Pointの店舗ということです。Basis Point汐留店という店舗は、セミナー等に使う大会議場なので、汐留店は利用していないため、「ほとんど」とつけさせてもらってます。

 

なお、星の数や評価に関しては、Basis Pointの店舗間での比較であることを先に述べておきます。

 

また各店舗の標準的な設備として以下のものが挙げられます。

  • 各席に電源
  • 共有Wi-Fi
  • 会議室(個室)とBOX席(半個室)→どちらも有料
  • ドリンクバー(会議室のみ利用の方は有料の場合もあり)
  • 各種PC・スマホ用のケーブル類
  • 筆記用具

 

※備えているケーブル類や筆記用具に関しては、各店舗によって違いがあります。

 

 

新橋店

 〈項目別評価〉

  • 店内の設備

  ★★★

  • 立地

  ★★★

  • 混み具合

  ★★★

  • 窓からの景色

  ★★★

 

Basis Point 新橋店は、Basis Pointの旗艦店的位置づけだと思います。

「立地」は新橋駅出てすぐの場所ですし、「店内の設備」も他店舗に比べると段違いなのではないでしょうか。

特筆すべきなのは新橋店のみのコンテンツが多いという点です。自由に読むことのできる本棚(ビジネス書やプログラミング教本など)以外に、新聞・タブレットなど、他の店舗にはないコンテンツがあります。

 

充実していることと引き換えに、新橋店は混んでいることが多いです。日曜日の昼など、ほぼ満席なんていうこともしばしばです。

しかし、そういうときは、空いている会議室をコワーキングスペースとして解放するという工夫もされているようです。

 

「窓からの景色」は、店舗間の比較で言えば、良いと思います。(街路樹の緑が目に優しいです)

 

 

五反田店

 〈項目別評価〉 

  • 店内の設備

  ★★★

  • 立地

  ★☆☆

  • 混み具合

  ★★☆

  • 窓からの景色

  ★★☆

 

Basis Point五反田店は、真ん中に会議室を配置してその周りに個人スペースを置くという、独特な作りをしています。

「店内の設備」は新橋店に負けず劣らずといったもので、今日どこに座ろうかなと悩んでしまいます。

また、屋外の踊り場に出て、タバコを吸うことができるので喫煙者の方にとってはありがたいのではないでしょうか。

 

ただし、「立地」に関しては、今回紹介する店舗の中で駅からの距離が一番長いです。五反田駅の造りにも問題があるのだと思いますが、陸橋を渡って…歩いて…着くという立地になっております。

 

混み具合に関しては、新橋店ほど混んではいないという印象です。

窓からの景色は、いたって普通です。

 

 

神保町店

  〈項目別評価〉

  • 店内の設備

  ★★☆

  • 立地

  ★★☆

  • 混み具合

  ★☆☆

  • 窓からの景色

  ★★☆

 

Basis Point神保町店は、神保町というちょっとマニアックな場所にあるということが最大の特徴ではないでしょうか(言いすぎかもしれません)。

「立地」としては、駅からの出口を間違えなければ、そこまで遠くはありません。

 

「店内の設備」に関して言えば、他の店舗に比べて「椅子」が良いです。特に、ふかふかのソファーが二組もあり、座り心地最高です(PC作業には向きませんが)。

なお、他店と比べてドリンクバーがあまり充実していません。

 

「窓からの景色」は6階なのですが周りがビルだらけなので、あまり景色的に面白いものではありません。

神保町店はあまり混んでいません。「混み具合」に関しては、他の店舗よりは少ないと思います。

 

池袋店

  〈項目別評価〉

  • 店内の設備

  ★☆☆

  • 立地

  ★★★

  • 混み具合

  ★★★

  • 窓からの景色

  ★☆☆

 

Basis Point池袋店は、池袋東口にある店舗で、駅からも近く、「立地」はとても良いです。

 

しかし、他店舗と比較してしまうと、とても「狭い」です。他店舗には無いスタンディングのワークスペースがあって面白いのですが、いかんせん狭いです。

 

そして「混み具合」は池袋という立地のため、利用する人も多く、混んでいる印象が強いです。

 

もし、池袋店を中心に利用しようと考えている方は、一度内覧をしてみるのが、よろしいかと思います。

ちなみに「窓からの景色」は居酒屋に行きたくなります。

 

 

上野店

  〈項目別評価〉

  • 店内の設備

  ★★★

  • 立地

  ★★☆

  • 混み具合

  ★☆☆

  • 窓からの景色

  ★★☆

 

Basis Point上野店は、他店舗とは違い、青いインテリアをアクセントに加えた、デザイン感の増した店舗になっています。

ドリンクバーの機械も種類の多いものになっています。書籍等はありませんが、設備としては、流石最新店舗といったところでしょうか。

特筆すべきは、3席しかありませんが、仕切りがある1人用の席があるところです。

立地は、上野駅の中央改札から少し歩いたところ、地下の3番出口が近いです。メガネ屋さんの上(2階)になっています。

上野駅から来られる方は、日比谷線改札を目指して歩くと良いと思います。)

 上野を拠点としている方は、ぜひ使ってみてください。

 

 

料金プランについて

 

料金プランが2018年10月から変更されています。

詳しくは以下のページを御覧いただきたいのですが、ここではざっと、料金と補足事項をご説明します。

 

〈Basis Point公式サイト_料金プラン〉

https://basispoint.tokyo/plans/

 

 

◯ドロップイン(一般会員)

 

  • 30分まで…200円
  • 1時間ごと…800円
  • 1日使い放題(平日)…3000円
  • 1日使い放題(土日祝)…3500円

 

はじめての方やたまにしか使わないという方は、この料金になると思います。

Basis Point公式アプリがあり、その会員になっていると上記の値段が少し安くなりますが、公式アプリ自体が有料(一番安くて月380円)なので、考えどころですね。

 

◯月極プラン

 

月額費用を払うことで、プランごとに対象の時間と店舗が使い放題になるプランです。

プランは以下の通り、

 

  • All day(全日プラン)
  • Weekday(平日のみ)
  • Business(平日のビジネスタイムのみ)
  • Night & Holiday(平日夜と土日祝)
  • Morning(午前中のみ)

 

基本的に月極会員はすべての店舗を利用できますが、「All day」「Weekday」のみ、利用する店舗を1店舗に絞ることにより、料金を安くできます。

 

詳しくは公式サイトをご確認いただきたいのですが、ここでは参考として「All day」と「Night & Holiday」プランの料金を記載しておきます。

 

  • All day(全日プラン)…〈全店舗利用)¥23,800、〈1店舗のみ〉19,800
  • Night & Holiday(平日夜と土日祝)…〈全店舗利用〉¥16,800

 

 

終わりに

皆さんの、効率的な作業場の確保の一役になれれば幸いです。

もしご質問事項があれば、コメントしてください。

利用者目線のご回答ができると思いますので、よろしくおねがいします。

 

macの動作が重いとき,試したい対処法 -mdworker対処編-

 秋葉です.

 

 

皆さん,macを操作していて,下記が起こったこと,ありませんか?

 

・勝手にシャットダウンする

・急に動作が重くなる

・熱暴走する

 

そんなときに私が実施した対処方法の一つをご紹介いたします.

 

実行環境:macOS 10.13.6

※なお,本記事の内容を実行じて,損害・損失が生じても

責任は終えませんのでご注意を・・・

自己責任で,お願いいたします.

 

 

主に3ステップです.

 

1.原因を確認

 アクティビティモニタを開き,"%CPU"をクリックしソートをかけましょう.

今回の場合,"%CPU"の上位に”mdworker”と記載がある場合,

Googleで検索してあげると,"spotlight"検索が負荷の原因であることがわかります.

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2.原因の排除

 前項にて,"spotlight"検索が原因だとわかったので,これを止めてあげます.

止める方法は下記となります.

システム環境設定>Spotlight検索>プライバシー>"+"ボタンを選択>"Machintosh HD"を選択

 

 

3.アクティビティモニタを確認

 ちゃんと"spotlight"検索が止まっているか,確認します.

 

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個人も組織も「ナレッジマネジメント」を意識しよう!【よく分かる「SECIモデル」の図付き】

 

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SECIモデル(簡易版)

 

皆さんこんにちは、江南です。

今回は「ナレッジマネジメント」について解説していきたいと思います。

 

ナレッジマネジメントってなにそれ、聞いたことないよ。ていうか、最近〇〇マネジメントって付く言葉多すぎない?カタカナ多すぎて意味ヨクワカラナイヨ。」

 

ごもっとも、です。

私もその気持でした。

ちなみに最初ナレッジマネジメントという単語を聞いた、私の脳内は…

 

なんたらマネジメントという単語が多すぎるよね…。「マネジメント」と付くからには、経営や運営に関わることであったり、何かの管理方法のことなんだろうな。

「ナレッジ」は…なんだろう。なんかよく聞くけど、意味わからへん。

(英語だと「knowledge」、「知識」という意味。ちなみに調べたら中学生レベルの単語だった…)

 

 

まあ、愚痴はこの辺にしておきましょうか。

 

この記事は、「ナレッジマネジメント」って、なに?というところから、始めていきますので、皆さんもぜひ、この問題について考えてみてください。

 

ただ個人的には、難しい内容ではあるけれど、これを意識している組織とそうでない組織では、生産性や競争力、更には個々人の働きやすさに関わるところまで、影響があるのではないかと考えています。

この記事ではその考える際の、コンパス的役割を担えれば幸いです。

ぜひ皆さんと一緒に、考えさせてください。

(どしどしコメント下さい。)

 

 

なお、今回大変多く勉強させていただいた書籍はこちら。

知識創造の方法論野中郁次郎・紺野登 著

知識創造の方法論

知識創造の方法論

 

 

 

ナレッジマネジメントとは

 

まずは、Wikipediaの引用から。

 

ナレッジマネジメント英語: knowledge management)とは、企業経営における管理領域のひとつ。生産管理販売管理マーケティング)、財務管理人的資源管理情報管理に続く第6の管理領域。個人のもつ暗黙知形式知に変換することにより、知識の共有化、明確化を図り、作業の効率化や新発見を容易にしようとする企業マネジメント上の手法。組織によって創造される知識は集合知と呼ばれ、そのマネジメント手法に注目が集まっている。

Wikipediaより引用)

 

 

第6の管理領域、個人のもつ暗黙知を形式地、知識の共有化、組織によって創造される集合知のマネジメント方法…

 

まあ、待ってください。

いきなり言われてもって感じですよね。

順を追って解説していきます。

 

 

◯そもそも知識とはどういった形か(暗黙知形式知

 

私達は常日頃から、経験や学習を通して、知識やノウハウを蓄えています。

それは、仕事や勉強の成果に直結するものもあれば、もちろんあまり役に立たないと思われるような知識まで様々です。(ただ、逆にそういった知識のほうが面白い場合がありますよね)

 

そうして得た知識の中でも、他人に共有しやすい(言葉にしやすい)ものと、なんか良く分からないけどわかってる(言葉にしにくい)知識と分かれると思います。

 

暗黙知は、知っていても言葉に変換できない経験的、身体的なアナログの知です。言葉や文章で表すことが難しい、思い(信念)、視点、熟練、ノウハウなどです。

そして形式知は、その暗黙知を言葉や体系にした、デジタルで共有可能な知です。

(『知識創造の方法論』P55より)

 

 

暗黙知の例としては、いわゆる「匠の技」や「センス」など、人に伝える(共有する)ことが難しいとされるものです。

最近NHKで、一瞬で四葉のクローバーを見つける女性の映像を見ましたが、まさにあれは暗黙知でしょうね。(その女性は「赤いリンゴの中に赤いイチゴが入っていてもわかるでしょう、同じことです。」ということを言っていましたが、私達からすれば「ああ、そういうことか!」とはならないですよね。)

 

形式知暗黙知とは違い、共有可能な知ということになります。私達がなにかを読み・聴き・学習する多くが形式知化されているものだと思います。

今、私がしていることも「ナレッジマネジメントの活用の仕方」を形式知にしようとする試みです。

 

 

◯組織の知識とは

 

組織という枠組みで考えてみましょう。

私達は、仕事や行事、スポーツでもある一定の集団や組織で活動する場面があると思います。

そのときに、その組織の中にある知識(ナレッジ)を使うことにより、私達はスムーズに何かを習得したり、結果を出すことができるのです。

 

具体的に言えば、会社独自の営業マニュアルだとか、過年度のスケジュールデータとかヒヤリハット録だとかです。

スポーツでいうなら、独自の練習方法とかもあるかもしれません。

 

組織には、その組織が継続してきた年月の「知識」が積み重なっているように私達は考えてしまいます。

しかし、逆にこういったこともありませんか?

 

Aさんが突然退職することとなった。Aさんが居なくなり、「Aさんしか知らない」作業のやり方が分からず、てんやわんやになった。

いつも行事を仕切ってくれているBさんが今年は出席できないということになった。どのように行事を進めればいいか分からなくなってしまった。

 

そうです。確かに、なにもしなくても組織に知識は少しずつ蓄積されていくでしょう。

しかし、不意の出来事で、その知識の蓄積にぽっかりと穴が空いてしまうこともあります。

まさに上記の例のような、暗黙知を持っている人が居なくなることによる、知識の欠落です。

 

組織は、人が集まってできていますが、組織の知識も、人それぞれが持っているものが積み重なってできているのです。

 

 

ナレッジマネジメントとは知識創造のサイクル

 

ナレッジマネジメントとは、その組織に属する人それぞれが持っている知識を、蓄積させていき、その知識の蓄積を使い、また新しい知識を作っていくことなのです。

 

前述した、個々人がもつ「暗黙知」を、組織に属する人々に共有可能な「形式知」に変え、その「形式知」を使い、その中でまた新たな「暗黙知」を獲得する…。

 

例えて言うならこんな感じです。

おばあちゃんから美味しい漬物の作り方を教えてもらい、実際に自分で漬物を作ってみる。作ってみた漬物が美味しかったから、お隣さんに美味しい漬物の作り方を教えてあげる。お隣さんが、その漬物の作り方を異なる料理に応用する…。

 

ナレッジマネジメントは、効率的に知識を蓄積し、その蓄積させた資源(知識)を活用し生産性を上げ、その生産性が上がっている中でまた新しい知識を得るということが目的となります。

 

 

 

SECIモデルとは

 

ここまでで、皆さんはナレッジマネジメントが一体どういったものなのか、お分かりいただけたかと思います。

 

しかし、どのように暗黙知形式知に変え、形式知を活用して新たな暗黙知を得ていくのでしょうか。

 

この一連のサイクルをフレームワーク化したのが、SECI(セキ)モデルと呼ばれるものです。

 

 

SECIモデルとは、野中郁次郎教授(一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授)が提唱した、知識創造活動に注目した、ナレッジ・マネジメントの枠組み。個人が持つ暗黙的な知識(暗黙知)は、「共同化」(Socialization)、「表出化」(Externalization)、「連結化」(Combination)、「内面化」(Internalization)という4つの変換プロセスを経ることで、集団や組織の共有の知識(形式知)となると考える。

 

「共同化」とは、経験の共有によって、人から人へと暗黙知を移転することである。「表出化」は、暗黙知を言葉に表現して参加メンバーで共有化することである。「連結化」は、言葉に置き換えられた知を組み合わせたり再配置したりして、新しい知を創造することである。そして「内面化」は、表出化された知や連結化した知を、自らのノウハウあるいはスキルとして体得することである。

 

ナレッジ・マネジメントでは、SECIのプロセスを管理すると同時に、このプロセスが行われる「場」を創造することが重要である。

グロービスMBA用語集から:

https://mba.globis.ac.jp/about_mba/glossary/detail-11667.html

 

 

SECIモデルと検索すると四角と円を駆使した、ムズカシイ図が出てくると思いますが、ここでは、その図を簡易的に筆者がしたものを載せておきます。

以下の4つを行う(はじめは意識するところからでいいと思います)ことで、知識の「創造」→「共有」→「「活用と蓄積」→「創造」というサイクルを作り上げる、というのがSECIモデルということです。

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筆者が作成

 

 〈4つの要素〉

  • 内面化:組織の知識(形式知)を使っていくうちに、新たな「知識―ノウハウ・独自の効率化・アイデア等」(暗黙知)を発見する。
  • 共同化:新たに発見した「知識」(暗黙知)を、身体や五感を駆使して、教えることで、個人間の暗黙知の共同化を行う。
  • 表出化:個人間で共同化した知識はやがて、そのチームやグループで概念化や図表・マニュアル化され、その集団での形式知となる。
  • 連結化:集団で形式知化した知識は、組織の各部門で使用されることにより、組織全体の形式知となる

 

 

流れは決まっていますが、どれからがスタートである、というわけではないのです。

どこからスタートしてもいい、もっと言ってしまえば、意識していなかったにせよ、この流れの中に皆さんもいるのです。

ただし、意識しているのか、いないのか、の違いは大きな違いを生むということです。(せっかくの機会を逃してしまう可能性があります)

 

 

「場」の重要性

 

SECIモデルでは上の図にあるように、「共同化」表出化」「連結化」「内面化」という4つの知識の変換プロセスを掲げていますが、それに並んで重要と言っているのが、4つのプロセスを行う「場」の創出です。

 

つまり「共同化」「表出化」「連結化」「内面化」を意識的に行う「場」を作ることこそ、ナレッジマネジメントを行う上で重要となってくるのです。

これは、組織でも個人でも同様です。

 

例えばブログも、ナレッジマネジメントの「場」と定義することができます。

筆者が獲得した知識をアウトプットする場となっていると同時に、他の方のブログ記事で勉強させてもらい、知識を得ることもあります。(そしてその知識を自分のものにしたとき、新たな知識を思いつくこともあります)

 

これから、ナレッジマネジメントを取り入れていきたい、と考えている方は、自分が(もしくは自分のいる組織が)「共同化」「表出化」「連結化」「内面化」を行うためには、どのような場を有るのかや作る必要があるかを考えてみて下さい。

 

 

終わりに

いかがでしたでしょうか。

最初にも述べましたが、ナレッジマネジメントは、意識しているとそうでないとでは、知識の創造のスピードが段違いだと思います。

ぜひ皆さんも、ナレッジマネジメントを意識して見て下さい。

また、組織での運用も良いと思います。

もうすでにこんなことを実践している、という方がいましたら、コメントで言える範囲でいいのでどんなことをしているのか教えて下さいね!